日本人的美意識

 絶賛レコーディング期間中のパンチョスです。諸事情によりなかなか進んでおりませんが…9月中にはなんとか仕上げたいなと思っております。

 

 

 刹那の瞬間に美しさを感じる、それが日本人の感性であるという事を何かで知った気がします。るろうに剣心の比古清十郎の「春は夜桜 夏には星 秋に満月 冬には雪 それで十分酒は美味い」というセリフに感動してずっと頭の中に残っています。カッコよすぎです。

 四季がハッキリしている日本の気候です。が、便利な方へどんどん進んで今の世の中があって、冬でもトマトが食べれますし、夏はキンキンに冷えたビールが飲めます。寒くても暑くてもボタン一つで快適に過ごせてしまいます。先人達は自然の厳しさを嫌というほど肌で感じながらも、移ろう季節それぞれに心動かされる瞬間を感じていたのでしょう。

 音楽で言えば日本の演歌や童謡って結構「泣き」の要素が入っている様に感じます。ブラジルのサンバの様に「毎晩パーリナイッ!ヒャッホー!!」みたいなひたすら明るいカンジってないですよね。

 「良い」と思えるモノって、年代、置かれている状況・立場、その時の趣向によってもちろん違ってきます。その瞬間にマッチングして人に感動を与えるモノってあります。中学の時に聴いていた19とか、高校時代に聴いていたGOING STEDYとか。

 

 

 刹那の瞬間に感動を与えてくれるモノってもちろん素晴らしいけど、ずっと変わることなく感動を与えてくれるモノ、いつの時代でも普遍的に評価され続けるモノにもまた、美しさを感じるのです。

のぶひこ